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>> 株式投資で損ばかりしている方へ、、、
    とりあえず、これを読んでみて下さい



外資ファンド 利回り20%超のからくり 人気ランキング : 10189位
定価 : ¥ 1,365
販売元 :PHP研究所
発売日 : 2005-09
発送可能時期 : 通常2〜3日以内に発送
価格 : ¥ 1,365
意外とあっさり

タイトルの通り、利回り20%をどう成し遂げてるかの解説が中心。
企業再生、不動産投資…。
色々な投資があるけど、市場の歪みを見つけた者勝ち。
キャッシュフローや金利について数学を用いた解説もしている。
文章も簡単で読みやすく分かりやすいので、
事前知識がなくても理解できると思います。

興味深い点も多々あったけど、
意外とあっさり読めてしまって充実感不足。
星3つ。

利回り5%が20%を産出するしくみ

市場の歪み、レバレッジ、分散を利用して外資ファンドが高利回りの資産運用をどう可能にしているかを丁寧に説明している。特にレバレッジと分散については、数学的裏づけが分かりやすく解説されている。
最近流行の疑問提起型の題名をつけるなら「なぜ年5%の金融商品を使って、外資ファンドは年20%の高利回りを創出するのか?」とでもなろうか。まぁ答えを聞いてしまうと案外単純なのだが、電車の中の進学塾の広告の「中学入試問題」みたいなものであろうか。

金融立国の提言。

最初は題名通り外資ファンドがどうやって利益を出しているのかひたすら解説している本なのかと
思っていましたが、読み終えた時に初めて真意が理解できました。
10章にこの本を通して伝えたいことが濃縮されていて、それまではおまけのようなものです。

筆者は日本という国の今後のあり方が見えない現状に、そして中国やインドを初めとした多くの
発展途上国が急速に成長を始める中成長が鈍っている、というか止まっている日本がどんな国を
目指すのかを金融、特に1990年代から目覚しい動きを見せているファンドというものからの視点で
考えています。

ヘッジファンドを偏見を持ってみないで、現実に何が起きているのかを極力わかりやすく解説されていて、
その性質がどういうものか、どういった考え方でファンドとその関係者は動いているのかが
大まかに理解できるという意味では非常によかったです。

ただやはり筆者が伝えたいのは日本もどういった国づくりを目指すかはっきり決めるべき、
そしてそれは金融立国が一番いい、というのが筆者の考えです。
確かに美しい国といった抽象的ないいまわしでごまかしたり、過去のものづくりばかりを見ていないで
国の行く末をしっかり考えるときだと思います。そして国の体制を動かすには必ず”教育”が必要なんですね。
筆者の金融立国論には賛成できますが、企業も政治家も私たちも自分のことを優先して国としての一体感なんて
まるでない現状を鑑みると、官民一体となった国づくりが実現する日はまだまだ実現には遠い・・・
と思ってしまいます。


本書はファンドについて大まかに知ることができ、そこから国を考える視点を与えてくれました。

筆者が述べているようにファンドについてどうやれば投資できるか、どのファンドに投資するかを選択する
指南書の類ではありません。そこは気をつけて。あまり長くない上に読みやすい本なので、金融について学ぶ前に
ちょっと読んでおいても損はないでしょう。

証券分析等の入門書

タイトルから外資ファンド特有の戦略等が記載されているのかと期待したが、
外資ファンドがいわゆる「ハゲタカ」と呼ばれることへのアンチテーゼとして
の題意でしかないのではないか?また、最後の章における金融教育に関する
記載についても、内容には賛成するが本書の内容にふさわしいかどうかは?
という感が否めない。

私個人としては筆者の個人的な見解よりも、もう少し実践的な投資戦略に
ついての見解を求めて購入した部分が多かったので星3つとした。

ただし、記述については非常にわかりやすく、数学アレルギーの人も苦に
ならないように記載されている等、読者に読みやすいように工夫されている点
は非常に好感を持った。

証券分析等の入門書としては最適ではないかと思われる。

汗水流して働く人にこそ利益が分配されるべきであろう。

 「禿たかファンド」という言葉が、数年前にはやり、日本の不良債権を外資系のファンド会社が買い取って、利ざやを稼いでいるという報道がされた。そこには、不良債権問題で四苦八苦している日本経済を食い物にするという危機感と、彼らによって、不良債権問題が解決できるかもしれないという期待感があったように理解する。
 確かに彼らは禿たかであった。
 倒産した会社の破産、民事再生、会社更生を担当する弁護士として、最初の債権届出の段階では日本の金融機関であったものが、いつの間にか、債権者の大半が横文字の会社に変更されるのを驚きを持ちながら見ていた。
 管財人として、必死に集めた債権や土地の売却代金を「配当」する時に、日本の金融機関でない横文字の会社に支払うことに違和感を覚えた。
 一度、親しくしていただいた日本の金融機関の方に私の担当した事件の「不良債権」の売却価格をこっそり教えてもらったことがあった。
 その金額は、私は汗水たらし、不動産を売却し、訴訟をし、必死に回収して「配当した」金額の30分の1であった。
 この金融機関は、不良債権を処理したのかもしれないが、債権を売り飛ばして、日本人の管財人が頑張って集めた金が30倍になって外資系の禿たかファンドに還元されたことに何の反省も公開もないようであった。不良債権処理に追われて、もっと回収が可能であったはずの債権を叩き売ったのであろう。
 そして、日本の勤勉な労働者は、金利ももらえず、銀行は、不良債権処理を終えて史上最大の収益を上げ、外資の禿たかファンドは30倍の儲けをえた。
 まじめに働いていた人に、このいくばくかが還元されない日本の現状は、どうかと思う。
 管財人としても、馬鹿馬鹿しくなってくる。

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